分かち合う環境を作りたい。大地と音楽をコンセプトにする、小さな農家の新たな挑戦

SHIBATA GROUND MUSIC アイキャッチ インタビュー

「この商品はSHIBATAさんの全粒粉を使ってるんです」「SHIBATAさんのお米って美味しいですよね」

長浜各所から聞こえてくる噂の数々。Instagramやホームページだけでは掴み切れない、「SHIBATA GROUND MUSIC」さんの全貌

しかも、9月10日からクラウドファンディング(以下:クラファン)に挑戦しているらしい、、、。

そこで、「SHIBATA GROUND MUSIC」さんの魅力やクラファンの詳細を聞くべく、取材に行ってきました

※記事執筆時:2022年9月。現在クラファンは終了。

柴田家
柴田さんご家族。左:義範さん、中央:一義さん、右:智香子さん

お話を聞いていると、一般的に想像する農家さんとは一味も二味も違った姿が見えてきました。「分かちあうこと」を大事にする、SHIBATA GROUND MUSICさんの秘密に迫ります。

柴田夫妻

農家と音楽は同じスタンス

おばた
おばた

今回クラファンに挑戦しようと思ったキッカケを教えてください!

義範さん
義範さん

ある方とお話をするうちに、自分たちが今後やりたいことの手段として、クラファンがマッチするのではないかなと思ったんです。

僕たちは「周りを巻き込むこと」を大事にしているので、周りの人を巻き込んでいけたらなと。発信も兼ねた新しいチャレンジという位置付けで、スタートしました。

智香子さん
智香子さん

「小さな農家の物語」クラファン自体が私たちのストーリーの一部なんです

点と点だけでなく、私たちの取り組みを「SHIBATA GROUND MUSIC」として見てもらえたら嬉しいです。

おばた
おばた

クラファンは「理想の姿」を実現させる手段なんですね。

義範さん
義範さん

子どもたちが少しずつ大きくなっていって、SHIBATA GROUND MUSICの今後のあり方について改めて考えました。

僕が今までやってきた農家と音楽だけでなく、お客さんとのセッションを大事にしていきたい。これが原点なんですよね。

お客さんと直接対面して商品を販売する時間が、僕にとってはセッション。農家と音楽って全く違うように思われますが、僕の中ではどっちも考え方が一緒なんです

SHIBATA GROUND MUSIC
おしゃれな直売所

お客さんと分かち合っていきたい

おばた
おばた

9月10日からクラファンをスタートして、2週間ほど経ちました(取材日:9月22日)。反響はいかがですか?

義範さん
義範さん

実際に支援してくれている人は、既存のお客さんがほとんど。新規ではなく、ずっと僕たちを見てくれている方たちです。

お客さんに支えられているんだと改めて感じましたね

おばた
おばた

思いが確実に届いているんですね。

義範さん
義範さん

僕たちのお客さんは「分けていただけますか?」と聞いてくださる方が多いんです。それは、僕たちが大事にしている「分かち合うこと」が届いているから

分かち合う心がないと、僕の中では循環にならないと思っています。

クラファンを通してただカフェをやりたいわけではありません。分かち合う環境を作りたい。ネットやSNSでは伝えきれないようなことを直接分かち合える環境に。

「来てよかった。直接会えたからこんな話ができた」。お客さんと情報を分かち合えたらなと。

ワッフル
カフェで提供する予定のワッフル
義範さん
義範さん

さらに、情報だけでなく「食」を分かち合うこともやっていきたい。食を通して会話が生まれるしコミュニケーションも生まれる

これって、僕たちが農家だからこそ言えることだと思うんですよね。

目の前に「農」、テーブルには「食」、空間には「音」がある。これがSHIBATA GROUND MUSICなんです

目の前の人を大事にする姿勢が濃い繋がりを生む

おばた
おばた

お客さんと接する中で大事にしていることはありますか?

義範さん
義範さん

普段、農園に足を運ぶのはハードルがあるかもしれません。それでも我が家の扉を叩いてやって来てくれてる方には、全力でおもてなししたいと思っています。

会う前から僕たちの考え方に共感してくれる人との時間を大事にしたいんですよね

おばた
おばた

取材を通して丁寧に接してくださることが伝わってきました。

義範さん
義範さん

濃い繋がりを作ることで、値段を見ないまま商品を購入される方が出てきました

僕たちのことを信用して商品を買ってくださるんです。「まだ値段を言ってないですよね?」とこちらが心配するぐらい。

ㅤㅤ

濃い繋がりというと、90%近いお客さんがリピーターなんです

おばた
おばた

かなり高い数字ですね!

義範さん
義範さん

今年は新米を提供する時期が少し遅れたんですけど、お客さんは僕たちの新米を待ってくれていました。僕たちのお客さんは毎年の変化をすごく楽しみにしてくれている。

「SHIBATAさんのお米だから買いたい」と言ってくださるのが本当に嬉しいです。

農家としての活動が人生そのもの

おばた
おばた

だんだんと「SHIBATA GROUND MUSIC」としてのこだわりが見えてきました。

義範さん
義範さん

僕たちは一般的に正しいとされている売り方とは逆の道を行っています。「バズったら負け」だと思っているぐらい。要は、ブームになりたくない。一過性のものではなくスタンダードになりたいんです。

そもそも、農家と音楽を掛け合わせているのもバズらせたいからじゃない。僕の人生そのものが農家と音楽にあるから、「SHIBATA GROUND MUSIC」と名付けただけ

特別なことではなく、今の活動が僕の人生そのものなんです。これが僕のスタンダード。

取材
「活動=人生そのもの」。カッコいい。
義範さん
義範さん

お客さんは、ここにたどり着かない限りほとんど分からなくても良いんです。ここにたどり着いた人にしか分からないことがあるから、僕らはこの場所を作りたい

僕たちと関わってくれる人たちとのセッションや循環を大事にしていきたいです。

おばた
おばた

一人ひとりとの時間を大事にするためには、集まれる場所が大事になってきますね。

義範さん
義範さん

時間がかかっても一つずつセッションしていけば、お互いに理解が深まっていきます。共有して認め合って同じ空間を作っていく。

セッションを通して生まれる一瞬一瞬が僕にとって宝物なんですよね

カフェとスタジオと家。同じ空間で生まれる一つひとつが「小さな農家の物語」になっていくんです

柴田家の「3A」と「3K」

おばた
おばた

一義さんのお話もぜひ聞きたいです!

一義さん
一義さん

農家ならではの幸せをお客さんに分かち合えればと思っています。お客さんあっての私たちなので。

同じお米でも農家によってストーリーや思いが全然違います。

食べてくださった方が「SHIBATAさんの思いが詰まっているな。だから美味しいんだな」と感じてもらえたら嬉しいです

取材
ありがたいお言葉の数々!
一義さん
一義さん

お客さんというよりファミリーのような、お客さん同士でも繋がっていくといいですね。そこに私たちの幸せが詰まっている気がします。

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ここに来てくれることで、和んでもらったり落ち着いてもらったりできる場になれば嬉しいです

智香子さん
智香子さん

柴田家の家訓もシェアしましょう!

一義さん
一義さん

柴田家には「3A」と「3K」があるんです3Aは「焦らない・慌てない・諦めない」、3Kは「感謝・感動・感性」

3Aと3Kがあるから、農作物を大事に育てられる。農家になってからずっと大事にしていることです。

智香子さん
智香子さん

農家の3Kって「キツい・汚い・危険」ってよく言われるんですけど、柴田家は全然違って。

柴田家に嫁いで、最初に柴田家の3Kを聞いたときは「なんて素敵なんだろう」と感動しました

一義さん
一義さん

他者あっての私たち農家なんです。やっぱり感性がないと何も変わりません。感性が磨かれるから個性が伸びていく。自分たちの感性を大事にしていきたいですね。

簡単に芽が出ることはありません。種をまいて、焦らず芽を育てていく。何事も「育てる」ことが大事です

麦

目の前のお客さんを大事にすることで、確実に思いが届く。思いに共感するから、商品を買い続ける。

1回きりの関係では終わらない、「循環」がうまく回っている農家さんなんだなと感じました。みんなが集まれる新たな空間ができたら、どんなプラスの変化が生まれるんだろう。今からワクワクが止まりません。

クラファンは10月31日まで。SHIBATA GROUND MUSICさんの新しい挑戦をみんなで応援しましょう。

株式会社SHIBATA GROUND MUSIC
滋賀県の湖北にて代々続く農家として大切に育てたお米、小麦、大豆、その他加工販売しています。
小さな農家の循環カフェ&コンテナART BOXプロジェクト
大地と人が循環する新たな農家スポットを創りたい!小さな小屋をカフェに改装し食を通じて農や夢を語り合える場所にします。コンテナを改装し、音を奏でる場所、食のワークショップ、農から生まれるアート作品を作る場所とします。世代を超えた交流の中で、この風景や大地を次世代へ繋ぐ空間創りにチャレンジします。
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